Heaven’s Feel(以下HF)は話に聞いていた通りダークでグロくてエロい、今までの2つのルートとは明らかに話の展開が異なる異質な物語でした。
第一章を見たときは「あ~桜かわいい~」とか感想記事で言ってましたが、そんなおちゃらけた感想記事は書けませんね。
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第一章も素晴らしかったですが第二章はそれを超えてきました。なので感謝の意味も込めて今回はタペストリーを買いました。

この絵のタペストリーを買ったのには理由があります。このHFはとにかく士郎と桜の物語なんです。二人の愛の物語。
そして士郎が桜だけの正義の味方になる物語。
今回は自分の中で今感じていることをまとめるためにも、感想記事を書いていきたいと思います。
ちなみに僕は原作をプレイしていませんし、このHFの結末は何も知りません。なので深い考察などは出来ませんがご了承ください。
目次
圧倒的な迫力の戦闘シーン

劇場版「Fate/stay night[lost butterfly]」| 第二章/本予告 より引用 (c)TYPE-MOON-ufotable-FSNPC
第一章に引き続き戦闘シーンの迫力は凄まじいですね。
セイバーオルタとバーサーカーの戦いは見入ってしまいました。
特にセイバーオルタのエクスカリバー?の威力は凄かったですね。
災害レベルですよあれ。
バーサーカーの迫力にも圧倒されてしまいました。
円盤が出たらもう少し戦闘シーンをじっくりと堪能したいですね。
桜の運命

劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」| 第一章/本予告 より引用 (c)TYPE-MOON-ufotable-FSNPC
どうして桜の運命はこんなにも残酷で悲惨なんでしょうか…
僕の中で現段階では三人のヒロインの中では桜が一番好きです。僕は彼女のような一途さ、健気さに惹かれてしまうのです。だからこそ彼女には幸せになってもらいたい。
あの謎の虚数空間?は桜が原因だったんですね…
最後の桜の姿はよくわからないですが、暴走してしまったということでしょう。
ということはラスボスは桜なんですかね。なんてこったい。
また、途中のコミカルな映像から現実の世界への回帰は見せ方が秀逸でした。
ぬいぐるみを消したり飴を食べてるところで正直察しはつきましたけどね…
個人的にグッときたシーンは、桜が士郎との最初の思い出を、同じ様に凛も持っていたということに気付いたときですね。
「その思い出まで奪わないで…」
この言葉にこれまで凛に対して抱いてきた感情が詰まっていると思います。妬みとまで言っていいのかはわかりませんがそれに似た感情は持ち合わせているのでしょう。
僕はここで桜に大きく感情移入してしまいましたね。
しかし時折見せる残虐非道な桜は何なのでしょうか?
あれが本来の桜なのでしょうか?確かZeroの桜は雁夜に対してかなり厳しい物言いだったので、心底驚いたことを今でも覚えています。
しかしこの話はハッピーエンドを迎えてくれるのだろうか。頼むから桜が幸せになれる結末になってくれ…
士郎の決断

劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」| 第一章/本予告 より引用 (c)TYPE-MOON-ufotable-FSNPC
僕はUBWの士郎はあまり好きではありませんでした。
全員を助ける正義の味方になるという理想は間違っているとは思いません。それでもやはり僕にはあまりにも無謀な理想で幼稚な考えとさえ思ってしまいます。
また、人のためにと言い自己犠牲をまったく厭わないことも疑問に感じていました。
人はあくまで自分のために生きるべきです。自己中心的に生きるべきとは言いませんがまず大切にすべきは自分だと僕は考えています。
HFで桜のために血を与えるときに躊躇なく自分の指を切るところも大分異常だと思います。
だからこそ、これまでの自分の信念を覆し、桜だけの正義の味方になる、という決断をした士郎を僕は心から支持したい。
あの桜を殺すかどうかという場面、士郎の頭の中で桜との思い出が走馬灯のように走った瞬間。
士郎は自分の気持ちに正直になったんです。例え全世界を敵に回そうとも桜が好きだ、という気持ちに。
このシーンが個人的に本当に嬉しかった。士郎は「自分のために」桜を殺さなかった。
セイバー、凛ルートを見てきて士郎にもどかしさを感じてたからこそ、僕はここが名シーンだと思いました。
また、名シーンと言えば雨の中で自分を貶し続ける桜を抱きしめる士郎はかっこよかったですね。
僕は真の愛とは「~だから好き」ではなく「~だけど好き」だと思っています。
桜が暴走しようと処女でなかろうと桜が好き。
正に僕が考える真の愛そのものです。
迷いなく桜を受け入れる士郎。かっけぇよお前…
総じて今回の衛宮士郎が僕は好きです。
サーヴァント達の運命
セイバー
セイバーオルタとして登場しましたが強すぎません?
元からセイバーは最強クラスのサーヴァントですが何かさらに強力になってませんかね…
ただあまり出番が無かったことは少し驚きでした。確かにバーサーカーを倒しはしましたが話の本筋に関わったわけではありませんし。
もうHFでのセイバーはずっと敵なんですかね。なんで真アサシンに従っているのかよくわかりません。
もう戦闘民族としての活躍の道しかないのでしょうか…是非とも第三章ではまた士郎と一緒に戦うセイバーが見たいなぁ
アーチャー
僕が一番好きなサーヴァントと言っても過言ではないアーチャー。
HFでの生き様も流石のカッコよさでした。
死の間際に士郎が出てくるところはUBWを思い出して良かったですね。
残念ながら表舞台からは退場してしまいましたが腕はまだ士郎に残っています。
あの腕を士郎に移植するという考えも自分がエミヤだからこその発想なんでしょう。
何かしらあの腕は今後の戦いに関わってくるんではないでしょうか。注目していきたいですね。
ライダー
恐らく三つあるルートの中で最も輝くルートがこのHFであろうライダー。
まだそこまで大きく活躍しているわけではありませんが、桜があのような姿になってしまったこともあり第三章では活躍してくれるのでしょう。
メデューサの活躍を僕は待っています。
バーサーカー
セイバーオルタ戦のバーサーカー、かっこよかったですね。
ちゃんと?七回死んだのか数えてはいませんが、やられてもやられても立ち上がるヘラクレスはまさに勇者でした。
イリヤとの信頼関係も好きです。いいコンビですよね。
ギルガメッシュ
英雄王がこんな退場の仕方でいいのか????
Zeroだとあんなに強キャラだったのにStay nightだと不憫なことばっかりですな。
はっきりとした描写はなかったですが桜にやられたってことですよね?
ギルガメッシュの立ち位置だけはHFの中でちょっと残念でしたね。もう少ししっかり話に絡んでくると思っていたのですが。
結局第一章でギルガメッシュは桜に何を言ったのだろう?
エログロを包み隠さず表現していることに共感
個人的にもう一つ言いたいこと、それはしっかりとエログロを表現していることが素晴らしいということです。
僕は昨今の映像業界はエログロに厳しすぎると思っています。
人間の本質、リアルはエログロ抜きにして語れません。タブーとして隠すことが多いですがこれらをなくすことは本来映像作品において有り得ないと思っています。
その点HFはエロいしグロいです。そりゃあもうビックリするくらいに。
桜が非処女を打ち明けるシーンなんて桜の相当な覚悟が読み取れます。
その覚悟が見ている人に伝わるのは、非処女を告白するということがどれだけ恥ずかしいことかを皆が心から理解できているからです。だからこそ話に深みが出てきます。
エログロはHFには必要不可欠なんです。
ただあの桜が士郎の血を食べるために指を舐め回すシーン、あれはエロすぎる。
舐め終わった後に唾が指と唇の間でタラーっとなっているところ、エロいがどういうことかよくわかっていますね(何言ってんだこいつ)。
後ね、桜の下着姿もエロい。背中がエロい。
総じて桜がエロい。
エロい。エロい。エロい。
もうエロいしか感想が出てこなくなったのでこの辺にしときます。
まとめ
第一章で上がった高いハードルを第二章では悠々超えてきました。
士郎、そして桜への感情移入が止まりません。
果たしてここまで上がってしまったハードルを第三章はしっかりと超えてくるのか。
何回も言いますが桜には幸せになってほしい。
劇中、桜はこの戦いが終わったら士郎と花見がしたいと言っていました。
奇しくも第三章の公開は2020年春。
桜の咲く季節です。
HFのラストは士郎と桜が幸せそうに桜を見ながら花見をする。
そしてそれを見た後に僕は帰り道で桜を見ながら感傷に浸る。
そんなラストを夢見ながら今回の記事は締めたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
みなさんこんにちは!なっくです!