これからの理系技術者に文系力は必須です【10年後、生き残る理系の条件 竹内健 感想】

みなさんこんにちは!なっくです。

今回は理系の技術者、そしてこれから技術者になろうと思っている学生に是非読んでもらいたい本をご紹介します。

それが「10年後、生き残る理系の条件」竹内健 です。

変化の速い現代において、技術者はどのように対応していけば良いのか?

そのヒントがこの本には隠されています。

この記事では、本書のエッセンスをまとめていきます。

気になった方は、是非実際の本を読んでみてください!

10年後、生き残る理系の条件

10年後、生き残る理系の条件

竹内健
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天才肌の人たちに勝つためには複数分野をカバー

一つの分野を極めるのではなく、複数の分野をカバーしたり、分野と分野の境界を狙った方が良いのではないか?天才的なエンジニアとは思えない自分にはそこに勝機がある、と思いました。

まさにこれは今後、世界で生きていくために鍵となっていく考え方でしょう。

大学での研究や仕事をする中で、この分野ではどう考えてもこいつには敵わないな…という天才肌の人はどこにでもいるでしょう。

しかも、世界に目を向ければ、それ以上にすごい人がゴロゴロいるのです。

ましてや今はインターネットの時代。これまでなら埋もれていた才能が埋もれずに出てくるかもしれません。

そんな人たちに勝つためにはどうすればいいのか?

その方法の一つが、複数分野のカバーです。

ある分野で100人に1人の存在になっても、そこまで重宝されないかもしれません。

しかし、別の分野でも100人に1人の存在になれれば、その技術を掛け合わせて10000人に1人の存在、もしくはそれ以上の存在になれるかもしれません。

自分の技術者としての幅を広げていくこと!そういった努力が、自分自身の社会からの価値を高めていくことに繋がるでしょう。

これからは技術者にもマーケティング能力が必須

こうした時代には「この技術が何に使われるか」といったマーケティングをさして考えなくてもよかったのではないでしょうか。技術戦略が経営戦略でした。しかしこれは、人々が必要とするレベルを超えるまで技術が高度化すると、困ったことになります。

みなさんは昔のテレビや携帯電話、パソコンなどをご存知ですか?

どれも、今とは比べられられないほど、使いにくく、低機能なことでしょう。

この頃の開発というのは「どれだけ安くて性能の良い製品を作れるか」だけに特化していればよかったのです。そういった製品を作れれば、売れたのですから。

しかし、もうそういった開発では「良い製品」を作ることができなくなってきています。

なぜなら、技術が人々が必要とするレベルを超えてきてしまっているからです。

超えてしまうとどうなるか?それ以上に性能の良い製品を作っても市場からの需要が得られないのです。

「中国製の電化製品の方が安いし、性能も悪くないから日本製じゃなくて中国製を買おうかな」と思ったことはありませんか?

これは典型的な例です。市場はそこまで高機能な製品を求めておらず、低価格で手ごろな製品を求めているのです。

だからこそ、技術者にもマーケティング能力が求められてきます。

どういった製品が市場に求められているのか?そういったアンテナを技術者も持っていなくては駄目なのです。

新たに必要なのは文系力

日本企業では技術を深く理解した上で、より広い視野で事業を俯瞰できる人が決定的に不足しています。変化の激しい時代には、企業にとってもエンジニアにとっても新たに必要なのは、このような「文系力」です。

マーケティング能力を高めるためにはどうすれば良いのか?

平たく言うと「文系力」が求められます。

そもそも、文系、理系と分かれているのが現代には即していないのかもしれません。

どちらの力も兼ね備えた、総合力の高い人材が求めらているからです。

ここからは、この文系力が具体的にどのとような能力なのか?について解説していきます。

経営

少なくとも選抜したメンバーに対しては、20代などの早い時期から経営の教育が必要ではないでしょうか。

確かに日本企業でもエンジニアに対して経営の教育は行っています。

しかし、その多くは管理職になる時、すなわち30代後半や40代からです。

これでは、取り掛かる時期としては遅すぎます。

特に、日本企業の場合、意思決定はボトムアップで決定されることも多いです。

優秀な若手や、若いうちから活躍したいエンジニアなどは、経営を学ぶ必要もあるでしょう。

そういった知識が、どういった戦略で技術戦略を展開していくべきかを決める指針となることでしょう。

異分野の人とも知り合うチャンスを増やす

今や、専門分野に特化して画期的な商品を生み出すと言うことは大変難しくなってきています。

様々な分野を掛け合わせて、新しい価値を産み出さなくてはなりません。

それは、一人で達成できるものではありません。どれだけ優秀なチームを組めるかが大切なのです。

だからこそ、異分野の人と積極的に知り合うチャンスを増やしましょう。

そのために大切なのが、学会などの機会を使って社外の知り合いを増やすことです。

是非、エンジニアとしての自身を商品としてアピールしていきましょう。

ユーザーエクスペアリンス

徹底的にユーザーの立場に立って、技術を取捨選択し、商品を企画したり、開発したりすることが、今後のエレクトロニクスには求められていきます。

今後のものづくりで最も大切なのが、とことんユーザーの立場に立って、社会に貢献する技術を生み出していくかと言うことです。

この辺りが上手いのはApple、もっと言うと故スティーブ・ジョブスですよね。

シンプルで直感的に使いやすいアップルの製品は、徹底的にユーザーエクスペアリンスを考えた結果生まれたものだと思います。

それに対して、日本のエンジニアは、これまでユーザーエクスペアリンスをそれほど重要視してこなかったのかもしれません。

どういったものがユーザーにとって使いやすいものか?エンジニアの独りよがりになっていないか?

そういったことをそれだけ考えられるかが、今後は大切になってくることでしょう。

「新しい価値」を見つけられる人の条件

さて、それでは今後「新しい価値」を見つけられる人の条件とは、どのようなものでしょう?

まず、専門的な技術力を持っていることは前提です。それがないと話になりませんから。

その上で、筆者はこのように述べています。

・実験室に篭っているのではなく、様々な人と接し、社会の多様な側面と接してきた人

・若い頃から、社会の様々な出来事に興味を持ち、技術以外の多様な分野の本を読んだり、芸術に触れたりしてきた人

ただただ研究だけしてたら良い製品が作れる時代は終わったんです。

多様な文化に触れ、多面的な側面から問題解決を図ることが出来る人材が必要なんです。

最後に 悩んでいるのはバカバカしい

本書はラスト以下の文章で締め括られています。

誰に何と言われようが、自分が信じる道を進んでいく。もしそれが正しい道ならば、世界の誰かが支援してくれる、と思いながら、今日も研究を勧めています。

新たな挑戦というのは、時には批判もつきものです。

未知なものへの恐怖というのは誰にだってあります。

でも、それでも、それが正しい道だと信じるならば、いつか必ず誰かがついてきてくれます。

とにかく、今出来ることから始めていきましょう。

そしてこれだ!と思ったらとことんそれを突き詰めていきましょう。

悩んでいる時間なんてありません。

どんどん前へ進んでいきましょう!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!




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なっくのプロフィール

1995年生まれ。理系出身の現職社会人。

早稲田大学院卒業後、東証一部上場の大手メーカーに研究職で就職。

社会人としての仕事をする傍ら、Youtubeやブログ、Twitterなど、様々な媒体で有益な情報の発信を続けています。

これまでの過去の経験を活かしつつ、全ての若者が自分らしく、カッコよく、後悔のない人生を送るための手助けをしていきます!

趣味:野球、音楽、筋トレ、アニメ、副業